確定拠出年金相談ねっと認定FP 福田 斉子

2018年 01月 17日

老齢年金繰下げ支給で年金が増える

こんにちは!確定拠出年金相談ねっと 認定FPの福田斉子です。

 

今朝(1月17日)の日経新聞の一面に【年金受給開始70歳超も 選択制、額は上乗せ】という記事がありました。受給者の選択で年金の受給開始を70歳超に繰り下げても毎月の受給額が増える制度を拡充する制度の検討に入ったという記事です。

 

現在の年金繰り下げ制度とは

年金の受給開始年齢は65歳ですが、66歳以降に申出をするこによって増額された年金を受給することができます。これを年金の繰下げ支給といいます。

年金の増額率は66歳から70歳まで月単位(0.7%)で繰下げができます。

出典元:日本年金機構HPより

 

上の表の増額率から年金額779,300円(平成29年度の価格)満額で65歳受給権が発生した場合の年金額は次のようになります。

繰下げ申出時の年齢(月数) 年金額(円)
66歳(0か月~11か月) 844,761円~904,767円
67歳(0か月~11か月) 910,222円~970229円
68歳(0か月~11か月) 975,684円~1,035,690円
69歳(0か月~11か月) 1,041,145円~1,101,151円
70歳(0か月~   ) 1,106,606円

60歳台前半の特別支給の老齢厚生年金を受給していた場合も、65歳からの老齢基礎年金と老齢厚生年金の繰下げ受給ができます。この場合は65歳時点で「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)」(ハガキ)が送付されてきます。繰下げ希望の年金どちらかに◯印を記入して返送します。老齢基礎年金と老齢厚生年金の両方を繰下げを希望する場合は、返送不要です。

加給年金対象額対象者有               加給年金対象額対象者無

出典元:日本年金機構HP

このように繰下げ受給することにより年金額を増やすことができます。ただし60月(70歳到達時)が上限なのでそれ以上(70歳超)になって申出をしても70歳時点での年金額の計算になります。

現在の年金繰下げ制度はこのようになっています。

 

年金額は増やしたい、でも、70歳まで待つのは…

 

冒頭の新聞記事のように70歳超も増額になれば、年金額が少ない人にとっては年金額を増やすチャンスが増えることになります。

ですが、定年退職をして収入がなくなってしまったら、年金額を増やすより年金を受給するしかありません。年金額を増額するためには、まず健康でいること。そして働く場所があって生計を維持できる収入が必要になります。定年退職後は若い時と同じようには働けないでしょう。収入を労働だけに頼るのは高齢になったら難しくなるでしょう。

だから、若い時から国の後押し(税制優遇)のあるiDeCoや積立NISAなどで資産を増やしておくことをお勧めします。

定年退職後に資産があれば、年金額を増やすことも可能になります。

現時点でのご自身の将来の受給できる年金額を確認してみてくださいね。

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