確定拠出年金相談ねっと認定FP 福田 斉子

2017年 10月 31日

学生も20歳になったら国民年金の加入が義務?

こんにちは!

確定拠出年金相談ねっと認定FPの福田斉子です。

 

先日、お客様から年金に10年加入していれば老齢年金を受給できるようになったのですか?

という質問を受けました。

銀行にポスターが貼ってあり、初めてお知りになったようです。

若い方たちには、まだあまり知られていないようです。

平成29年8月1日から国民年金保険料、厚生年金保険料、共済年金保険料の納付期間と国民年金保険料免除期間が合計で10年以上あると老齢年金が受給できるようになりました。

 

年金保険料を10年間納付したから安心?

年金保険料を10年間払い込んだからもう大丈夫と思わないでください。

国民年金は20歳から加入が義務付けられています。

20歳から60歳までの40年間、保険料を納付すると、65歳から老齢基礎年金を受給することができるようになります。

その金額は毎年変わりますが、平成29年は年額779,300円です。

10年間しか納付していないと年額約20万円弱にしかなりません。

 

学生も納付の義務があるの?

20歳から国民年金の保険料を納付が義務付けられているので、学生にも同じく納付する義務があります。

ただし、学生は収入がないから保険料を払うのが困難です。という場合に「学生納付特例制度」というものがあります。

この申請をすることによって、所得制限はありますが、在学中は保険料を猶予してもらえます。

所得基準も毎年変わりますが、平成29年度の基準(申請者本人のみ)は

118万円+扶養親族等の数×38万円+社会保険料控除等

と、なっています。夜間・定時制課程や通信課程の学生の方は、アルバイトの収入が多くなる方もいると思いますので、注意が必要です。

ほとんどの学校が制度の対象となっています。

日本年金機構の学生納付特例対象校一覧で確認することができます。

www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/gakutokutaisyouko.html

 

どうやって申請するの?

申請できる場所は、住民票のある市区町村役場の国民年金の窓口、年金事務所です。

在学中の学校が「学生納付特例」の代行事務を行う許認可を受けている場合は、学校でも申請できます。

日本年金機構の学生納付特例対象校一覧の「代行事務」欄に許認可を受けた日付が書いてあるので、在学している学校で申請できるかどうかの確認ができます。

 

学生納付特例の申請をすれば、このあとずっと保険料を払わなくていいの?

学生納付特例は在学中は納付を待っててください。という制度なので、社会人になって収入を得られるようになったら、さかのぼって納めます。

これを追納といい、追納できる期間は10年以内です。

例えば、平成29年11月分は平成39年11月末までに納めなければ、もう納付することができなくなります。

将来受け取る年金額を増やすためには、追納をした方が良いと思います。

また、年金保険料を納めた年(1月1日~12月31日)は、会社員なら年末調整、自営業なら確定申告にで社会保険料控除となります。

 

年金は3大保険

年金には、将来のための老齢年金、万が一のための遺族年金、障害になった時の障害年金があります。

学生納付特例の申請をして承認を受けている期間は、国民年金に加入していることになるので万が一障害になってしまった時には、障害基礎年金を受給することができます。

学生で納付が困難だからと年金保険料を未納にしていると、万が一の時に国からの保障を受けることができません。

学生で年金保険料が払えない場合は、学生納付特例制度を利用してください。

また、親が子供の年金保険料を納付した場合には、支払った親の社会保険料控除になりますので、年末調整の時は忘れずに申請してください。

 

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