確定拠出年金相談ねっと認定FP 青山 創星

2016年 10月 11日

玉手箱の創り方(続々々)

こんにちは、青山創星です。

前回は、
機関投資家と呼ばれる
銀行などが投資を
するときに
基本として使っている
考え方を使って
インデックス型投資信託に
投資すると
リスクの割にリターンの高い
投資ができるというお話を
しました。

でも
そのノーベル賞受賞の
学者の理論が基になった
考え方がそんなにすごいのか
まだよくわからない
という人もいるでしょう。

前回の例は
このようなものでした。

100万円を投資するときに
国内株式のインデックス型投資信託だけに
100万円すべてを投資すると
期待リターン5.0%
リスク20.0%
となります。

それに対して、
国内株式のインデクス型投資信託に
49.3万円
国内債券のインデックス型投資信託には
投資せず、
外国株式のインデックス投資信託に
43.3万円
外国債券のインデックス投資信託に
7.4万円

の組み合わせで投資すると、

期待リターン4.93%
リスク15.0%

となります。

期待リターンは
5.0%→4.93%
とほとんど変わることなく
リスクだけを
20.0%→15.0%
に下げることができました。

でも、
期待リターン5.0%で
リスク20.0%の場合と
期待リターン4.93%で
リスク15.0%の場合の
どちらが
リスクに対してリターンが高いのか
パッと見てもわからない
と思われるでしょう。

それを
簡単に比較する方法があります。

それが
シャープレシオというものです。

リスク1に対して期待リターンが
どれだけかを表した数字です。

期待リターンをリスクで割ってやります。
(注1)

期待リターン5.0%
リスク20.0%
のシャープレシオは
5.0 ÷ 20.0
0.25

期待リターン4.93%
リスク15.0%
のシャープレシオは
4.93 ÷ 15.0
0.328

となります。

シャープレシオが高い方が
リスクに対してリターンが高い
ということになります。

例えば、
自分は日本の株式は
そんなに値上がりしそうもない
と思っているので、
日本の株式は10万円に
しておきたい、
でもリスクは変えたくない。

その時に
国内債券、外国株式、外国債券は
どのように配分したら
リスクに対してリターンを
最も大きくできる、
つまりシャープレシオを高く
できるでしょうか?
(ここからは、
例えば国内株式の
インデックス型投資信託の
ことを国内株式と書きます)

そんな計算も
簡単にできます。

計算すると、こうなります。

国内株式10.0万円
国内債券 0.0万円
外国株式55.4万円
外国債券34.6万円

この時のリターンとリスクは

期待リターン4.65%
リスク15.0%
シャープレシオ0.31

となります。

同じリスクのままで
国内株式を10万円
にしたとき
一番リターンを高くするには
このように配分すれば
よいということです。

この理論を使えば、
いままであてずっぽで
なんとなく
分散して投資すれば
リスクは低くなるんだと
思っていたものが
数字でつかむことができるように
なります。

自分はこのリスクまでは
許せるので
その範囲内で
一番リターンを高くしたい。

その時の分散の仕方を
知りたいという時に
大きな効果を発揮します。

なんとなく手探りではなく
科学的に把握することが
できるようになります。

数字がたくさん出てきて
難しそう、
と思われる方もいるでしょう。

でも、
自分はこうしたいということを
決めれば
あとは機械がやってくれるのです。

その機械の使い方を
マスターすればいい
というのが
「ヘリコプター学習法」(注2)
なのです。

富士山の山頂に登るのに
1合目から登っていく必要は
ないのです。

ヘリコプターに乗って
一気に山頂に
降り立つことができるのです。

ヘリコプターの操縦法、
つまり機械(PCのソフト)の
使い方をマスターすればいいのです。

そのヘリコプターも
自動操縦に近くなっているので
操縦法のマスターも
そんなに難しくありません。

今日はここまでです。

※注1 シャープレシオ
正確にはシャープレシオは
(期待リターン ー 無リスク資産の収益率)÷リスク
ですが、
無リスク資産の収益率(普通預金の金利と考えていいでしょう)
はほぼゼロに近いので、
ここでは無視しています。

※注2 ヘリコプター学習法
経済学者野口悠紀雄氏が「ヘリコプター勉強法」と命名。
これを少しもじったもの。
野口悠紀雄著 「超整理法」
amzn.to/2e6BG0h
 

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