確定拠出年金相談ねっと認定FP 木田 美智子

2017年 09月 26日

私的年金、これからは自分で選ぶ時代になってきました!

こんにちは。

確定拠出年金相談ねっとわーく認定FPの木田美智子です。

 

人生100年時代ということばが増えてきました。

年金はどうなるのだろうと感じている方も多い事と思います。

年金制度はどのようになっていくのでしょうか?

新聞記者として長年年金に関する情報収集をされてきた方のお話を聞いてきました。

これからの年金の方向性がよくわかるものでした。

まとめてみましたので、皆さまの今後のご参考になれば幸いです。

 

年金に関する3つの視点について書いていきます。

①日本の年金の現状を知る

②年金制度が今どのように改革されているのか

③また今後どのように変化していくのか

 

①日本の年金の現状を知る

「マーサー・メルボルン・グローバル年金指数」をご存知ですか?

マーサーの年金ランキング

世界各国の年金制度を最も包括的に比較したもので、各国年金制度を横断的に比較し、かつ最も多角的、包括的に調査した指数です。

驚くべき結果が出ています!27か国の中の日本の順位です。

2009年 11位

2010年 13位

2011年 14位

2012年 17位

2013年 17位

2014年 23位

2015年 23位

2016年 26位

この年金ランキングは世界27か国の年金制度の総合評価を出しているものです。この指標は全人口の60%がカバーされています。

年金ランキングは1位がデンマークで5年連続となっています。

日本は2009年には11位だったのですが、年々下がってなんと経済破たんしたアルゼンチンの次に悪い国となっています。

中国やインドよりも下になってしまっていることに驚きます。

この指標は、

*公的年金が老後の生活に十分なだけ支払われているか

*老後のための貯蓄は十分になされているか

等が評価対象になっています。公的なものだけでなく私的年金も含まれているのです。

・十分性 48.5点 ・持続性 24.4点 ・健全性 60.9%

 

公的年金改革について

2004年改革「年金100年安心プラン」

*厚生年金保険料は18.3%(労使折半)2017年以降変わらない

*マクロ経済スライド率

 ①労働人口の減少 ②平均寿命の延び により給付を減額

 インフレ時だけでなくデフレ時もスライドされる。

 

まとめると、年金は保険料を支払う人の負担が大きく増えないように、年金額で調整されていくというものです。公的年金はこのような調整がされることで持続可能な制度となっています。

 

持続可能、その代わりに、

所得代替率が2014年62.7% ⇒ 2044年50.6%~51.0%

年金の金額は減少していきます。

 

②年金制度が今どのように改革されているのか

国の年金対策は自助努力による私的年金の質と量の拡大です。

若い働く世代の負担は年金だけでなく、介護医療についても重くなってきています。これ以上の負担は大変です。大きな負担になりすぎないよう年金額も抑えられます。

公的年金+私的年金(企業年金・確定拠出年金・自分年金)

企業年金制度(会社の制度)と個人年金制度の普及・拡大によって、将来の公的年金不足分を自分の力で作って欲しいということです。

確定拠出年金の加入対象者拡大が2017年1月からスタートしています。これこそまさに国民年金が皆年金制度になったのと同じくらい大きな出来事。「私的年金皆年金制度」が確立された言えるのではないでしょうか。

ご存知ですか?

国民年金の2分の1は国がお金を負担してくれています。

厚生年金保険は会社が2分の1を負担してくれています。

3階部分は会社が独自のルールを決めて補助してくれています。

 

3階部分は自分で作れるようになった!

それが全員加入(一部例外あり)となった個人型確定拠出年金iDeCoの登場です。iDeCoは国民みんなのために作られた制度ですが、少しだけハードルが高い制度です。どんなことかというとすべての手続きを自分で行うということがあげられます。

公的年金も請求しないともらえないのはご存知ですか?年金をもらえる資格があってもちょっとお手間な手続きが必要です。でも皆さんちゃんとクリアして受け取れていますよね。だからiDeCoも心配しなくて大丈夫です。わからないことは私たちねっとわーくメンバーにお尋ねください。悩んでいるより早道です。

 

先ずはスタートすることがとっても重要です。

人生100年時代を幸せに過ごすために使った方が良い制度だからです。

国が用意してくれたこの3つのメリットを受け取らないのはとてももったいないことです。

①掛金全額所得控除

②運用益が非課税

③受け取りも優遇(退職所得控除または公的年金控除)

 

国はこれだけ優遇をしてでも、国民が将来困らないようにと考えて、確定拠出年金を作ってくれています。注意すべき点は自分の意思で掛けていくことができる制度ということです。自分で判断して活用していく制度なので、情報を取り入れて行動することが求めらています。

公的年金100年プラン⇒私的年金拡大プランへ

どの私的年金を選ぶかは選択の時代へと動いているということです。

 

③また今後どのように変化していくのか

私的年金の中でも中心的な存在が業年金

企業型確定拠出年金は加入者が拡大しています。

今後の課題として企業の格差が開かないようにしていくことです。

とりわけ国は中小企業の従業員を応援したいと考えています。

中小の会社が企業年金の普及・拡大のために大きな役割を担っているからです。

選択制確定拠出年金なら

中小の会社においても、税金非課税や社会保険料減額などでメリットの大きい企業型確定拠出年金を導入することができます。お一人で会社経営していらっしゃる方でも厚生年金に加入していることで、この大企業並みの制度が導入できます。それが選択制確定拠出年金なのです。経営者も従業員も同じように国の優遇を受けながら将来の資金を着実に準備していけます。

会社の経営者も従業員も幸せになれるこの制度、たくさんの人に知っていただきたい思いです。

 

迷える個人の私的年金づくり

「投資より貯蓄」の実態があります。安全志向が高く預金や保険商品にお金を預けています。確定拠出年金iDeCoも加入者数は増えていますが、投資アレルギーの方も多く、加入しても定期預金や保険商品で運用している方も多くいらっしゃいます。税制優遇があるのでお得なのですが、iDeCoで少額からこつこつ運用の知識を身につけていくことがお勧めです。

実際の確定拠出年金の運用利回りを見てみると

2009年3月 -6.15%

2012年3月 0.63%

2015年3月 4.8%

2117年3月 2.76%

運用なので良かったり悪かったりします。ですが悪かった時に解約しなければ回復していくことも見ていただきたいと思います。預貯金で0.01%で絶対に増えないというのもリスクになるということです。

運用力を身につけるよいきっかけになります。

 

国はサラリーマンの収支を考えた時に2つの資金ショートを考えています。

1つ目

60歳から65歳の退職後の無年金の時期

  転職や再雇用で働くかこの期間の資金準備をしておくか対策が必要ですね。

  ⇒何歳からいくらもらえるのか金額の確認をしてみましょう。

2つ目

80歳からの介護費用リスク

  国は後期高齢者になるまで働いていただくことを想定しています。

  その後80歳以降になって介護が必要になったとき、大きな資金が必要です。

  有料介護施設に入所するためには一時金で何千万円も必要だったり、一時金なしで

  毎月の負担額が20万円~35万円(施設や介護度により異なります)

  ご自宅での介護の必要額は800万円とも言われています。人生100年時代ではさらに

  長期になることも考えられますからさらに多く必要と考えておいた方がよいということです。

 

上記のことから公的年金頼みから私的年金を推奨しています。

 

どんな方法で

それはつまり

個人の私的年金には金融リテラシーを高め投資で増やす力を身につけていただくことなのです。

金融庁が確定拠出年金iDeCo積立NISAを活用して欲しいと猛アピールしていることはご存知ですか?

金融庁は金融機関に対して、自分たちの利益のためではなくお客様の利益のために動くよう厳しい指導を始めています。お蔭で手数料の安い投資信託が次々販売されて投資もしやすくなってきています。

iDeCoや積立NISAは自分年金づくりに欠かせない時代がくることでしょう。

 

どちらも自動化システムが使えるんです。

最初だけ手続きはしますがあとは自動的に貯まるシステムなんです。

 

まとめ

現状 日本の年金制度は26位。公的年金だけには頼れなくなっています。国の考えは公的年金+私的年金です。私的年金は自分で選択していく時代になってきています。

・公的年金だけには頼れない時代になっています。私的年金に何を取り入れるかは自分で選択します。

・中小の会社も企業年金を始めよう!選択制確定拠出年金で少人数でも始められます。

・個人もiDeCoや積立NISAなど国の優遇を活用し長期間かけて少額ずつ投資を始めてみましょう。

 

私的年金も選択の時代!何を始めたらよいのか真剣に考えるときが来ているのです。

ご相談受付しています。下記フォームよりお申し込みください。

選択制確定拠出年金に関するご相談

随時受付 

選択制確定拠出年金ミニセミナー+ご相談

 10月13日(金)20:00~21:30

 11月15日(火)17:45~19:15

戸塚区総合庁舎 多目的スペース(小) 

確定拠出年金iDeCoに関するご相談

出張相談いたします。(iDeCoスタートのお手伝い、NISAのご相談等)

10,800円+交通実費

 

 

 

コメントは受け付けていません。