確定拠出年金相談ねっと認定FP 木田 美智子

2017年 04月 20日

分散投資、間違えていました!

新緑が美しい季節になってきましたね。

こんにちは。

確定拠出年金相談ねっとわーく認定FPの木田美智子です

4月自然

先日、イベントで出会った由香里さんからのご相談です。

由香里さんは会社でバリバリ働いて、この4月から中間管理職に抜擢されました。

38歳で、部下ができますます頑張ろうと張り切っています。そんな由香里さんの会社では

企業型確定拠出年金を導入しています。由香里さんはもうずいぶん前に、

運用商品を選んで以来全然チェックもしていませんでした。

 

分散投資がよいと聞いていたので、日本株で運用する投資信託3種類に

5,000円ずつ、毎月合計15,000円積みたてをしていました。

日本株ならニュースも聞けるし安心と思ってのことでした。

役職が上がったので掛金が20,000円になりました。

あと1種類、日本株の投資信託を増やそうと考えていました。

 

そんな時、出会えて本当に良かったのです。

由香里さんが分散投資をしようと考えていた理由は

リスクを抑えるためだったからなのです。

会社の説明会を聞いて、リスクを抑えるための分散投資を

複数の種類に分けることと勘違いしていました。

合っているのですが、少しだけ足りない部分があったのです。

 

由香里さんと一緒に投資信託の仕組みを確認してみることにしました。

 

投資信託の3つのメリットはご存知でしょうか?

  1. 少額から投資できる ⇒ 少ないお金から運用することができる
  2. 分散投資ができる  ⇒ リスクを抑えた運用ができる
  3. 専門家が運用する  ⇒ 専門知識がなくてもプロが運用

1.3.は確定拠出年金制度を利用することで、毎月自動で行われています。

会社が福利厚生として仕組みを作ってくれているお陰です。

2.分散投資については、少し、自分でリスクを押さえながら増やす

工夫が必要なところです。ここのポイントを押さえればよので頑張ってみましょう。

 

分散投資の種類は3種類あります。①銘柄分散 ②資産分散 ③時間分散です。

銘柄分散について、由香里さんは3種類に分けていますから、たくさんの種類の日本株に投資ができているということです。投資信託の種類によっては運用商品数が少ないタイプがあったりします。銘柄が少ないと、たとえば1万社の中の1社倒産した時の影響と100社の中の1社が倒産した時の影響を考えると100社の中の1社の方が、より大きな損失になりますね。銘柄数も分散は大切です。

 

資産分散について考えてみると、日本株だけ1種類ということになります。由香里さんの希望は分散投資でリスクを押さえるということです。もし日本株だけだと、いくら銘柄を分散しても同じ値動きをしてしまうため、リスクを抑える効果は低くなります。値動きの違っている資産を組み合わせしていくことで値動きの大きさを押さえることができます。上がっている時はよいのですが、下がってきたときは全種類が下がってしまいます。その変動幅が抑えられるのです。

 

時間分散について、確定拠出年金の仕組みにより、毎月自動的に同じ金額を購入することができています。ドルコスト平均法の効果で、高い時に少ない口数を買い、安い時にたくさん買うことができ効率的に買うことができます。口数を増やすことで、将来値上がりした時には、少し上がってもたくさん膨らむことになります。お玉杓子になる前のカエルの卵をみたことがありますか?たくさんの卵がくっつきあっています。その卵がたくさんあるほど、1個ずつの卵が少し大きくなると全体の量はすごく増えるのがイメージできます。ドルコスト平均法により卵の数が増やしやすくなるのです。

 

資産分散はなぜするのでしょうか?

毎年、どの商品の成績が良いかわからないということが理由です。

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   《モーニングスター作成 資料より》

国内債券、国内株式、国内リート、先進国債券、先進国株式、先進国リート、新興国債券、新興国株式の8種類に分けた時に毎年成績順が変わっているということです。

モーニングスター作成の資産別年次リターンの図を見て、

由香里さんは、種類を分けることも検討したいというご希望でした。

分散投資の自分に合った比率を調べるとき

モーニングスターのサイトが便利です。

portal.morningstarjp.com/FundBeginner/portfolio_return1.html

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由香里さんは、あと22年ずっと働きたいと考えています。

だから、目標額を検討し、それにあった商品を組み合わせていくことにしました。

2万円を22年積立すると、528万円です。

かんたんファンドナビで当てはめてみると3.1%で750万円と計算がでました。

この比率を参考に商品を選んでみることになったのです。

国内株式10%、先進国株式30%、新興国株式10%

先進国債券30%、新興国株式20%です。

 

由香里さんには、1年に1回は運用成績を見て頂くことをお勧めしました。

成績のよいものの比率が高くなっていきます。その時には、少なくなっているものは

安くお買い得商品なので、その商品の積立割合を多くして、全体のバランス比率

もとに戻るようにしてみてくださいとお話しました。

 

由香里さんとやっぱり買い物はお買い得品を買いたいですよね。というお話になり、それならできそうと仕事はもちろん運用も頑張ろうと思われたようです。

由香里さん、頑張ってください。

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