確定拠出年金相談ねっと認定FP 木田 美智子

2017年 02月 22日

専業主婦が資産運用で利益。確定申告はどうしたらよいですか?

こんにちは。確定拠出年金相談ねっとわーく認定FPの木田美智子です。

木の風景

 

 

確定申告もう始まりましたね。こんなご相談がありました。

103万円の枠内で働いている涼子さん。お子様がまだ小学校1年生と4年生のお母さんです。

会社員の夫の税金が増えないように毎年時間調整をして働いていました。

配偶者控除

~国税庁(暮らしと税金)資料より~ 

平成28年もほぼピッタリの金額でほっとされていました。

35歳から銀行員に勧められて、特定口座で投資信託を少しずつ増やしてきたそうです。

A銀行で預けた投資信託は分配金も出て、残高も増えてきました。

お子様の小学校入学の準備金と中古マンションの修繕費用のために

投資信託を一部100万円(運用益30万円)解約して受け取っています。

分配金も20万円ほど受け取っていました。

「確定申告した方がよいように思うのですが、どうしたらよいでしょうか?」

というご相談です。NISAは使っていませんでした。

特定口座

        ~国税庁(暮らしと税金)資料より~ 

所得が増えると税金に影響してきます。

所得税の仕組みを確認しておきましょう。

株式・債券等の譲渡益

  1. 申告分離課税(損益通算)
  2. 源泉徴収(申告不要)~特定口座源泉徴収有り

 

配当金については

  1. 総合課税(配当控除)
  2. 申告分離課税(損益通算)
  3. 源泉徴収(申告不要)

 

いろいろ税金の申告方法はありますが、涼子さんは特定口座源泉徴収有りとなっていました。

ですから、課税関係は、銀行の口座内で終了しています。結論は、何もしなくて大丈夫です。例えば、配当控除があるからと申告をしてしまうと、住民税に影響が出てきたりします。

所得税以外にも、健康保険は現在、ご主人様の扶養になっていますが、資産運用の収入増加が加わると、扶養から外れて国民年金、国民健康保険に加入しなければいけないということも考えておく必要があります。

「そのまま何もしない。」がよいと考えられます。

 

株式や投資信託を売却して利益が出た場合は譲渡所得となります。

損失が出た場合は3年間繰越控除が受けられます。

給与との損益通算はできません。

103万円が給与の収入金額だった場合には、

38万円(=103万円-65万円)が給与所得の金額となります。

38万円の基礎控除があるので、税金は掛かっていません。

基礎控除以外にも所得控除が増えるともっと働くことができますね。

平成30年からは150万円まで配偶者控除の対象になりますから、

今はお子様の事も考えて時間を短く税金も考えて働いていますが

将来的にはもう少し、働く時間を増やしていけますね。

  所得税

            ~税理士会HPより~

使える所得控除はないか確認してみましょう。

所得控除の種類は14種類あります。

  • 雑損控除
  • 医療費控除
  • 社会保険料控除
  • 小規模企業共済等掛金控除 

 

2017年1月から使えるようになっています。

個人型確定拠出年金iDeCo 年間276,000円まで

第3号の専業主婦の方が掛けられるようになっています。

  • 生命保険料控除       
  • 地震保険料控除       
  • 寄附金控除         
  • 障害者控除
  • 寡婦(夫)控除
  • 勤労学生控除
  • 扶養控除
  • 配偶者控除
  • 配偶者特別控除 
  • 基礎控除 

使える控除はないか見直してみると、

今年新たに認められた個人型確定拠出年金iDeCoの加入資格

せっかくなので今後使ってはいかがでしょうか?

資産運用もしっかりされている涼子さんは、

個人型確定拠出年金iDeCoで投資信託を購入することにより、

販売手数料0円信託報酬が一般口座より安くなって

運用益非課税という大きなメリットを受けることができます。

複利効果でさらに増やしやすくなるのです。

資産運用ご経験者ですので、配分変更やリバランスも

手数料を気にせずできる事をお伝えしました。

涼子さんは、個人型確定拠出年金iDeCoの中の運用がとても自由度が

高いことにびっくりされていました。

 

もう1つのご提案は

NISAも併せて活用しましょう。と言うことです。

特定口座で引かれている20.315%の分配金の税金が引かれないのは

大きいです。今回のように運用益が出て売却しても税金がかからないことに

なっています。年間120万円ですから、現在の一般口座から、

その分を毎年、タイミングを見ながら、移していくことができます。

平成29年度の税制改正大綱では5年後のロールオーバーの制限額がなくなり全額継続が可能になっています。

改正がどんどん入り、よい制度になってきています。

金利で増えない時代です。非課税メリットを活用していきましょう。

 

これから将来のご準備としての個人型確定拠出年金iDeCo

そして、お子様の成長や家族の幸せのための資金としてのNISA活用

 

上手に組み合わせていただきたいですね。

涼子さんは、確定申告の不安もなくなり、「iDeCoもNISAもやってみたい。」

そして「ご家族のため頑張る。」と張り切っていらっしゃいました。

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個人型確定拠出年金セミナー 開催予定です。

お時間ある方はぜひいらしてください。

(第4回) ポートフォリオの組み方とメンテナンスの仕方 

  3月 4日(土)10:00~11:30 戸塚区総合庁舎多目的スペース(小)

(第5回) 守るお金の考え方 万が一の時の国の仕組み     

   3月 4日(土)13:00~14:30 戸塚区総合庁舎多目的スペース(小)

               各回 参加費 2100円です。

 

 

 

 

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