確定拠出年金相談ねっと認定FP 木田 美智子

2016年 09月 10日

出産で確定拠出年金のある会社を辞めたらどうするの?

確定拠出年金のある会社を退職し専業主婦になられているケース%e5%ae%b6%e6%97%8f

第2号被保険者から第3号被保険者になられた方のご相談です。真奈美さん(32歳)は確定拠出年金のある会社で5年働いていました。お子様の出産を機に会社を昨年退職しました。確定拠出年金は手続きするよう書類はもらっていましたが、出産後の忙しさの中で何もせず6カ月が経過してしまったため、国民年金基金連合会に自動移管されたそうです。今どうなっているかわからないし、これからどうしたらよいのでしょうか?

 

真奈美さんのように確定拠出年金に加入されていた人が結婚・出産等で専業主婦になられた場合、現在は個人型確定拠出年金の加入資格がないために積立を続けることができません。(2017年1月より公務員・第三号被保険者の個人型確定拠出年金の加入が認められるようになります。)自動移管された場合は、すべて現金かされ、国民基金連合会で保管されています。毎月手数料が引かれている状態です。

 

詳しく解説しますと

転職・退職したらその後、公務員や専業主婦になると掛金を継続することはできなくなります。

知るぽるとにわかりやすい図があるのでご紹介します。

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知るぽると  www.shiruporuto.jp/life/nenkin/kigyo/kigyo502.html

 真奈美さんのような退職したあと専業主婦になる場合、次の2つから選択します。

1.運用指図者になり、今までの運用を続けていく。 

 真由美さんは1万円ずつ5年間積立していたので、60万円を定期預金・投資信託(株・債券等)で運用するこ  とができます。運用コストの安い確定拠出年金の中の商品を使うことで効率よく運用できます。資産配分と信託報酬に気をつけて運用してみましょう。

 ※現在は確定拠出年金の加入資格がありませんが、2017年1月から個人型に加入することができるようになります。確定拠出年金でコストを抑えた運用ができ、受け取るときに加入期間が退職所得控除の対象となり、働いていなくてもご自分の退職金を作ることができます。将来お子様が成長され再就職されたときには、掛金が所得控除、住民税控除、社会保険料控除の対象になりさらに優遇を受けることができます。

2.国民年金基金連合会に移管する。

 意図的に移管するというよりは、手続きをしないでそのまま6カ月が過ぎてしまうと自動移管が行われます。会社から受け取った書類を提出せずにそのままにすると、今回の真奈美さんのように自動移管の手続きが行われるということです。自動移管されるときに手数料がかかり、また毎月51円の手数料が残高から差し引かれていきます。元の運用商品から現金化され運用していない状態なので、手数料分がどんどんマイナスになっていきます。それももったいないですよね。

国民年金基金連合会ホームページより

www.npfa.or.jp/401K/transfer/commission.html

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今現在の真奈美さんの状況です。このような形で保有されている方は個人型の加入資格(2017年1月~)ができたら早めに個人型確定拠出年金に加入しましょう!

真奈美さんは、来年からの改正で個人型確定拠出年金に加入することができるようになります。今から、資料を取り寄せするなどして準備を進めておきましょう。スムーズに早く掛け金をかけられるようにしておくと良いですね。個人型確定拠出年金に加入して自分年金のお財布を用意してから、移管されます。

 

お子様が小さい時がお金の貯めyjimagets6i9xqs時です。高校・大学と大きくなると教育費の出費が大きくなっていきます。個人型確定拠出年金は5000円から積立できます。手数料が個人負担となりますから、掛け金も少なすぎず、60歳まで開かない自分専用の自分年金口座に入れていきましょう。

 

時間を味方にして未来への自分への贈り物を作れるチャンスです。

国が税制優遇で応援してくれています。せっかくの国の応援グッズを使わないのはもったいないですよ。

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