確定拠出年金相談ねっと認定FP 木田 美智子

2018年 01月 31日

ビットコインとつみたてNISAの大きな違い

リスクが大嫌いな安全貯蓄志向の日本人。

でも、一時的に話題に乗りやすい面もあるのではないでしょうか?

 

資金流出で安全性の問題が出てきたビットコイン。

580億円相当の流出ということで、被害に遭われた方は本当にお気の毒です。

システムの安全性が問われる事件ですが、今回の大手取引所(コインチェック)を利用している人は約26万人と報道されています。

 

つみたてNISAの口座開設数は2017年12月末で196,000件、約20万件です。

NISAの10分の1ほどで、思ったより少なかったようです。

 

ここで、気付かれたことありますか?

どちらも、若い方向けのオファーであることです。

ビットコイン

 私の年代の方で、利用する方は少ないと感じます。現金第一主義的なところがあります。仮想通貨と聞くだけでゲームの中のお金のようなイメージです。けれども、ゲームを楽しんでいた世代なら、WEB上の通貨でも使いこなせてしまうのかも知れません。

つみたてNISA

 国が若い世代の資産形成のために用意してくれた少額から始めやすい積立式の資産運用制度。運用益非課税という大きな特典付き。

 

共通点はお金を増やすことができることかも・・・。

ビットコイン値動きが激しい。すごく増えることもあるが、急落することもある。

       法規制がまだできていない。管理者が不在で安全性が確立されていない。

つみたてNISA~毎月決まった金額を積み立てするなど、ドルコスト平均法を使うことができます。

       長期運用なら値動きはあっても損をしにくい方法です。 

 

広告やCMで今とても話題になって、目にする機会も増えてきました。

ビットコインのCM、多くなってきましたね。とっても目立つものが多く、かっこいいイメージがあるかも知れません。これは、ビットコインで儲かる方がいるためたくさんPRされているということ。

 

つみたてNISAは国が主導しているためとても地味な感じです。

金融機関にとっては、若い方に利用してほしい反面、金融機関にとってはそんなに儲からないので、それほど積極的なお知らせ活動はされていないのではないでしょうか?

 

ビットコインは少しリスクを考えて利用が必要ですね。

仮想通貨で資産を何倍にもしたということが話題になり多くの若い人が使い始めているということです。決済手段として使える便利さもあります。通貨の一種ではありますが価格が大きく変動します。増えることもあるのですが同じく下がることもあることを知っておく必要があります。安易に儲かりそうと考えて購入するのは少しリスクが高いようです。

つみたてNISAの安全性について

 皆さん貯金をしたら銀行の口座に入ります。その時銀行が倒産したら、預金保険機構からの保護が受けられ、1000万円とその利子が保護されることはあなたもご存知かと思います。一時期1000万円ずつに銀行を分けるということが行われていた時期もあったかと思います。

 投資信託はどのような保護になっているかをあなたはご存知ですか?

 投資信託は100万円でも、1000万円でも、1億円でも全額が保護されます。ただし運用結果の残高が保護されることになります。

みんなが出し合ったお金は信託銀行の金庫で保管されます。分別保管と言って信託銀行の他の資産と投資信託の資金は別管理されて守られているのです。投資信託には、販売会社、運用会社、信託銀行の3社が投資信託の販売管理をしてくれています。それに対して、販売手数料、信託報酬など手数料を支払っています。もしこの3社のうち1社が倒産してしまったら預けていた投資信託はどうなってしまうか考えたことありますか?もし預貯金だったら1000万円の保護になるわけですが、投資信託は分別保管の原則がありますから、どの会社が倒産しても倒産リスクを負うことはありません。運用結果に基づき保護されます。これって本当にすごいことですよね。

タンス預金していたら、地震の時に持ち出せないかも知れません。火事の時燃えてしまうかもしれません。自分が病気で亡くなった時発見してもらえないかも知れません。いろんな出来事が考えられます。

投資信託は、あなたの託したお金が、たくさんの会社が頑張って活躍するのを応援します。そして、役に立った分を分配金や収益として返してくれます。そんな商品です。

つみたてNISAは過保護な商品

国が初めて資産運用を始める方のために、販売手数料は0円、信託報酬は基準より安く設定され、運用効率が良いものを厳選して商品を選んでいます。なおかつ、分散投資でリスクが抑えられるようドルコスト平均法が使える積立のみになっています。そして、少ない預貯金でも利子には税金が20.315%かかっていますが、どんなに増えても税金はかからないですべてあなたのものになります。使わないともったいない商品になっています。

運用が初めてで怖い方もいらっしゃるかもしれません。これからの長寿時代は自分で老後資金も作っていく時代です。若い時からコツコツ積立はあなたの未来を明るく照らしてくれるでしょう。

もっと早く始めておけば良かった。これは、40代から始めた私の経験からも言えることです。周りの方みんなが始めると日本人は安心して始めます。みんなと一緒にしたいと思うからですね。でもこれからは、使った人と使わない人で差がでる時代です。思い切ってスタートしてみませんか。

わからないことがあったらお気軽にご相談くださいね。お待ちしています

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