確定拠出年金相談ねっと認定FP 木田 美智子

2017年 11月 02日

NISAにしようか!つみたてNISAにしようか迷っています!

こんにちは。
青空が広がり、ひんやりした空気に気持ちが引き締まります!
確定拠出年金相談ねっとわーく認定FPの木田美智子です。

 

会社員の千恵美さん(38歳)からご相談がありました。
千恵美さんはもうすでにNISAを始めています。

NISAとつみたてNISAどっちにしようか迷っていました。

 

千恵美さんは株主優待が目的で株を購入しています。
NISAで株を購入しています。

こつこつ貯めていた預金の中から200万円分の小型株で
株主優待が受けられるものを購入しようと2014年からスタートしています。
予算が限られていたため、2014年に100万円分そして、2015年に100万円の枠を使うことができました。
追加をしたい考えでしたが、2016年は50万円そして2017年も50万円がやっとです。とても120万円まで使えそうもありません。株主優待を使ってみたいと考えていたものも、この4年間でほぼ買うことができました。

 

120万円の枠全部使えそうにないですし、これからはもう投資信託で長く使える「つみたてNISA」にしたほうが良いのではないかと思うようになったそうです。NISAとつみたてNISAをどのように組み合わせてよいかわからないと相談にこられました。

3つの視点でお答えしました。
1.NISAとつみたてNISAの違い
2.スケジュール管理
3.もう1つの選択、確定拠出年金

 

1.NISAとつみたてNISAの違い
どちらが良いかを選ぶ前に違いをしっかりご理解いただくことが大切です。
下記の表でご案内しました。

千恵美さんのNISAの目的は、株主優待でしたね。千恵美さんの保有する株式は食品、化粧品、生活用品など身近ないつも使っている会社の株式でした。株価も購入時に比べると、会社によっては一時下がったものもありましたが、今は値を戻し、すべてが株価もプラスになっています。

千恵美さんのお気持ちをお聞きしました。
配当金が非課税になって嬉しいですし、なんといっても年間2回の優待は定期的に届きます。少しの値動きで売るつもりはありません。とのこと。

NISAとつみたてNISAの違いをご説明しました。
今まで、NISA口座で購入してきた株式は5年後にロールオーバーと言って、値上がりしている株式をすべてそのまま、5年間非課税で継続していくことができます。つみたてNISAに変更するとどちらか1つしか選べませんから、このロールオーバーが使えなくなります。もし値下がりしていた時でも、その時の価額で引き継ぐことができます。ちょうど5年目のタイミングで値下がりしていても大丈夫です。120万円までの差額分は追加で何か別の銘柄でも購入することができます。

 

もう1つ大きな違いがあります。

つみたてNISAでは株式の購入はできません。つみたてNISAは金融庁が厳しい審査をして選んだ、投資信託とETFとなります。今までのように株主優待目的で株式購入ができなくなります。

 

2.スケジュール管理
つみたてNISAを加えた時の問題点をスケジュール表でご確認いただきました。


2018年をつみたてNISAに変更することもできます。年間40万円までの投資信託が
運用益非課税で利用できるようになりますが、2019年には2014年に購入した株式のロールオーバーの月になり4年間継続していきます。NISAとつみたてNISAの変更は年単位でできますが、手続きが煩雑になりつみたてNISAの長期積立が途中切れてしますことになります。なんとなく中途半端な感じになってしまうのです。

 

つみたてNISAも活用する方法としては、全てのロールオーバーが終了したあと、2023年から、2037年の利用ができる最終年まで毎年40万円の非課税枠を使うことが考えられます。2018年にも小型株を購入していくようでしたら、2024年から始めるという選択もできます。

 

3.もう1つの選択、確定拠出年金

千恵美さんは現在独身です。仕事にも生きがいを感じ楽しい日々を送られています。
1人で自由な生活がとても快適で結婚は考えていないとの事です。

そうなると、老後はお一人で過ごすことになりますね。今はお元気で働けてよいのですが将来の事も気になっている様子です。

会社員の千恵美さんにはもう1つ、とってもお得な方法があることをお話しました。
老後資金づくりには、最適な方法でもあります。

千恵美さんは確定拠出年金iDeCoをご存知ありませんでした。
会社員の千恵美さんは毎月23,000円の確定拠出年金で積立をすることができます。
年間276,000円を運藤益非課税はもちろん使えます。さらに掛金にたいする所得税・住民税が掛からないことをお伝えしました。さらにさらに受け取りも優遇付きです。

①掛金全額非課税
②運用益非課税
③受取りも優遇(退職所得控除・公的年金控除)

千恵美さんは所得税10%、住民税10%合わせて55,200円の税金を払わなくてよくなります。つみたてNISAにはないメリットなんですよとお伝えしました。

千恵美さんは本当に喜ばれて、確定拠出年金iDeCoも始めたいと始め方もご案内することになりました。60歳まであと22年ありますから、55,200円×22年=1,214,400円の税金を払わずに6,072,000円(元本)で貯めていくことができます。

 

株主優待を楽しみに配当金も受け取りながら、iDeCoで戻る55,200円もこれからどうしようかまた考えます。と、とても楽しそうです。

千恵美さん、今も未来も楽しく過ごせそうですね。心のゆとりができて、今をもっとたのしめるようになりましたね。素敵な人生を送っていただきたいです。

※NISAとつみたてNISAで迷っていましたが、確定拠出年金iDeCoも加わるととても強力な資産形成ができますね

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