確定拠出年金相談ねっと認定FP 船渡 育子

2016年 10月 20日

「103万円の壁」以上「130万円の壁」未満

今回は、
500人以下の企業で
パートをしている場合のお話をします。

当分の間は
106万円の壁は
意識しなくてもよさそうです。

そもそも物理的に
長い時間の勤務が無理な場合は、

時間の都合がつくようになるまでは
「103万円の壁」の範囲で
とどめるしかないのですが・・・

フルタイマーで働くほどではないけれども
もう少しなら時間を増やせるなら

今回の確定拠出年金の法改正が
あなたの強い味方になります!

今まで加入することができなかった
第3号被保険者が、
来年度からは
月々2万3千円までなら
加入できるようになるのです!

例えば個人型確定拠出年金に
毎月2万円の拠出をすると、
年間24万円になります。

拠出時には全額所得控除

この24万円は全額が所得控除
(小規模企業共済等掛金控除)されるので、
年末調整の時に生命保険料控除のような形で
一部戻ってきます。

パートの収入が
103万円に24万円を足した
127万円だとすると、

給与所得以外に収入がなければ
(所得税率が5%なので)
24万×5%=1万2千円
が戻ります

夫の配偶者控除は
103万円以下の場合の
38万円が
配偶者特別控除としての
16万円に減りますが

税額にすると
仮に夫の所得税率が10%の場合には
38万円-16万円=22万円
22万円×10%=2万2千円
です。

 

給付時にうれしい退職所得控除

60歳になったら
退職金がもらえます!

仮に40歳から60歳まで
20年間確定拠出年金を
掛け続けたとします。

すると元金だけでも
2万円×12×20か月=480万円
貯まっています。

運用次第ではかなりの額に
なっているかもしれません。

給付時にはこれに
退職所得控除が適用されます。

 40万円×20年=800万円
までなら全額控除されるのです。

勤務先から受け取る退職金の場合は
勤務先が変われば引き継ぐことは
できませんが、
確定拠出年金の年数は
勤務先の移動には影響されません。

 

もちろん、
運用益は全額非課税です。

 

配偶者控除の行方

配偶者控除については
長年廃止が議論されていますね。

今は逆に配偶者控除の適用対象を広げる
案が浮上しているようです。

税金の扶養の範囲を意味する
「103万円の壁」が
仮に「150万円の壁」になったら、
社会保険の扶養の範囲を意味する
「130万円の壁」はどうなるのか、
気になるところですね。

 

サラリーマンの妻が
「103万円の壁」を超えて
夫の社会保険の扶養の範囲で
パート収入を得た場合の、
個人型確定拠出年金の活用の仕方
のお話でした。

 

ではまた次回をおたのしみに!

あああ

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