確定拠出年金相談ねっと認定FP 船渡 育子

2016年 09月 25日

確定拠出年金だと専業主婦も退職金がもらえるって?

「2017年1月から
第3号被保険者も確定拠出年金に入れる」
のですが

 そもそも
「確定拠出年金」って何?
ですよね!?

 

「確定拠出年金」制度は
わが国では2001年から始まった制度で、
個人型確定拠出年金と
企業型確定拠出年金に
大きく分かれます。

 第3号被保険者が
新しく加入できるようになるのは、
個人型確定拠出年金です。

 現行ではすべての現役世代が
加入できるわけではありません。

 第1号被保険者・・・・・・個人事業主など
第2号被保険者のうち勤務先に企業年金がない会社員
に限られています。

第3号被保険者は加入できません。

 

それが来年からは
企業年金がある会社員や
公務員とともに、
サラリーマンの妻も
加入できるようになるのです!!

 これは現役世代の誰もが
確定拠出年金に加入できることを
意味します(国民年金の保険料免除者を除く)。

 

確定拠出年金制度は、国民の
老後資金準備のために作られた制度です。

 これから老後を迎える人は
公的年金制度だけで老後資金の準備をするのが
難しくなったことが背景にあります。

 確定拠出年金の最大のメリットは
税制優遇です。

 「拠出時」「運用時」「給付時」に
それぞれ優遇措置が用意されています。

 

①拠出時の税制優遇

掛金の全額が所得控除になります。

仮に月々2万円の拠出をした場合だと、

年間24万円が所得控除されます。

 所得税率10%の方の場合には
所得税が2.4万円、
住民税は一律10%なので
同じく2.4万円の
節税になります。

 これが民間の年金保険の場合には
生命保険控除額に上限があるので、
(所得税は4万円、住民税は2.8万円)
所得税が4千円、住民税は2.8千円
の節税にしかならないのです。

 違いはあきらかですよね!!

 

②運用時の税制優遇

通常、預貯金の利息や投資信託などから
得られる利益には20%の税金がかかります。

 ところが、確定拠出年金内で得た利息や
運用益は全て非課税となります。

 この非課税の効果は、
運用益が大きくなればなるほど
大きくなりますよ!!

 ③給付時の税制優遇

給付時には、
一時金としてまとめて受け取るか
年金として分割して受け取るかによって、
取り扱いが異なります。

 

一時金として受け取る場合

確定拠出年金に積み立てた期間を
勤続年数として計算して、
退職所得控除が適用されます。

 仮に40歳から60歳まで積み立てた
場合には、800万円の控除が受けられます。

 専業主婦が退職金をもらえるって、
うれしいですよね!!

 

年金として受け取る場合

確定拠出年金は公的年金等とみなされ、
公的年金等控除が適用されます。

 公的年金と合算した金額から
公的年金等控除を適用した金額が、
雑所得となります。

 この場合も民間の年金保険の場合には
それまでに払った保険料分を引いた金額が
そのまま雑所得となるのと比べると、
どれだけ優遇されているのか
分かりますよね!!

 

次回は、
「今時の専業主婦の働き方はいろいろ」
というお話をします。

あああ

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