確定拠出年金相談ねっと認定FP 船渡 育子

2016年 09月 15日

「130万円の壁」が「106万円の壁」に変わるの?

新たに加わる「106万円の壁」

2016年10月から
パートタイマーのうち一定の要件を満たす方々は、
社会保険の加入対象になります。

 一定の要件とは、
1.1週間の労働時間が20時間以上
2.1か月の賃金が8万8千円(年額106万円)以上
3.1年以上の雇用が見込まれる
4.従業員数501人以上の企業
5.学生以外
です。

 当分の間は
従業員が500人以下の企業にお勤めの場合は
あてはまりません。

 

これまでも、
ご主人の扶養に入っているパートの主婦が
「扶養範囲内で働く」ために
収入を抑える場合の目安となる壁がありました。

 税金の扶養の範囲を意味する「103万円の壁」と
社会保険の扶養の範囲を意味する「130万円の壁」
です。

 103万円の壁
夫の税金の計算をするときに
配偶者控除が受けられるのが、
基礎控除38万円+給与所得控除65万円=103万円
までということです。

 この額を超えると、
妻は夫の扶養から外れてしまいます。

 130万円の壁
サラリーマンの妻は
年収130万円までであれば
夫の健康保険の被扶養者であって
国民年金の第3号被保険者です。

 けれども130万円を超えたとたんに、
自分で社会保険料を支払わなければならなくなります。

 この2つの壁に
新たに「106万円の壁」が
加わる形になります。

 従業員数が501人未満の中小企業も
いずれは対象になっていきます。

 

1か月8万8千円未満に抑えたほうがいいの?

社会保険料だけを気にして収入を抑えるのは
あまり賢明な判断とは言えません。

社会保険料の負担を抑えても
1か月の生活費が乏しくなってしまっては
元も子もなくなってしまいます。

夫と妻を合わせた所帯の手取り収入を
どう増やすかが大事です。

 

「103万円の壁」の配偶者控除は、
働く女性との不公平感をなくすために
廃止される方向に動いています。

配偶者控除があるために
働くことをセーブしている
女性が多いためです。

3つの壁にどう対処するか

「106万円の壁」に限らず、
壁を気にして収入を抑える時代ではなくなりつつある今
時代の動向を敏感に取り入れて
わが家の家計の今と将来を
盤石にしていきたいですね。

 

次回は

「来年の1月から第3号被保険者も
確定拠出年金に加入できるようになります。」
というお話をします。

 

楽しみにしていてくださいね!

あああ

Tags:

関連記事

配偶者控除拡大はチャンス!でも妻自身の税金は?... 妻自身の税額を抑えましょう!前回は年収を130万円以上に増やした場合に発生する税金と社会保険料についてお話しました。社会保険料については、社会保険の魅力の一端をご紹介しました。では 税金についてはどうでしょうか?税額は できれば抑えたいですよね!? ここで 確定拠出年金が 強い味方になります!! 確...
確定拠出年金でオーダーメイドの自分年金を... 家計簿45年選手ですはじめまして、船渡育子です。和歌山市でファイナンシャル・プランナー(AFP)と 社会保険労務士をやっています。私は家計管理が大好きで45年間家計簿は欠かさずつけています。 年齢がばれてしまいますね(笑)几帳面だから続いているわけでは全くありません。続けようと決意して続けたというこ...
配偶者控除拡大はチャンス!社会保険と確定拠出年金をみかたにつけよう!!... 配偶者控除が150万円以下まで拡大!? 103万、106万、130万、150万???訳が分かんないですよね? 配偶者控除については 様々な議論が戦わされてきましたが 上限を「103万円」から「150万円」に引き上げ、 150万円を超えても201万円までは 控除額を段階的に減らしていくというところで落...
どう超える 106万円の壁? 所帯の手取りを考えるあなたが 従業員501人以上の企業で パートをしている主婦で 勤め人の夫の扶養に入っていて 社会保険料を払っていないとしましょう。 今月からは(1年以上続ける見込みの場合) 勤務時間が1週間20時間以上 年収約106万円(月収8万8千円)以上になると、 社会保険の加入対象になりま...

コメントは受け付けていません。