確定拠出年金相談ねっと認定FP 加藤 博

2016年 08月 22日

税金がお得になる貯蓄方法 確定拠出年金とは

こんにちは。

確定拠出年金相談ねっと 認定ファイナンシャル・プランナーの加藤博です。

portal_icon

 

 

『老後資金の積立は、金利が低いからどこに預けても一緒ですか?』 

社会保険料の節約セミナーに参加された若手経営者の

「いとう たけしさん(仮名 40歳)」がセミナー終了後の懇談会で質問してきました。

普通預金の金利は低く、どこの銀行も差がありませんね。

しかし、マイナス金利の今だからこそ、注目する制度がありますよ。いとうさん 興味ありますか?

 

『どんな制度なんでしょう?興味あります。』

弟

①掛金が全額所得控除になる確定拠出年金

いとうさんが毎月2万円ずつ積み立てするとします。
1月から開始すると12月には、24万円積立てすることができますね。
積立金額が所得控除となり、還付される仕組があります。

所得控除とは、所得税や住民税の課税対象から控除できる経費みたいなものです。
通常、積立金は経費にはなりませんが、国が経費と認めているもの(制度)があります。

例でみてみましょう。

課税所得が150万円とします。150万円の所得税率は5%、住民税率は10%です。
所得税・住民税の税額は 「課税所得 × 税率」で計算します。

●普通貯金で毎月2万円貯めた場合

表1

普通預金は所得控除の対象とはなりませんので、控除額はゼロ円となります。

●所得控除ありの制度で貯めた場合

表2

税金が 36,000円(225,000円-189,000円)減りましたね!
年末調整で税金が戻ってくるイメージです。

24万円の積立をしたら、3.6万円税金が戻ってきたということは、204,000円で24万円の積立をしたということです。

同じ24万円積立するなら、お得ですよね。このお得を「節税効果」といいます。

節税効果の大きなこの制度は『確定拠出年金(かくていきょしゅつねんきん)』といいます。

確定拠出年金の大きな特徴が、『掛金の全額が所得控除できる』ということです。

同じ、節税効果がある貯蓄方法として、生命保険があります。
生命保険料控除って聞いたことありませんか?

同じように24万円を年金保険で積立てた場合は、どうなるでしょうか?

年金保険の場合

表3

年金保険の生命保険料控除は 所得税で4万円、住民税で2.8万円が上限となっているので、節税額は 4,800円(225,000円-220,200円)となっています。
3つの貯蓄方法を比較すると以下のようになります。

電卓カタカタ

実質負担=年間積立額-節税額
節税率=節税額÷年間積立額

4表

同じ24万円を積立した場合でも、節税額を加味すると、実質負担が違ってきます。

1年後この24万円がいくらになっているか?が重要ですが、低金利時代の今、1年間で増えるお金は限られていますね。
仮に、1%増えたとしましょう。(増えたお金に対する税金はここでは無視します)

表5

 

実質負担した額が1年後どれだけ増えたのか?
この率を「残高÷実質負担」で計算しています。
普通の預金は101.0%、確定拠出年金は118.8%、年金保険は103.1%となりました。
1年後の残高が同じであれば、節税額が大きい制度のほうが有利になります。

もちろん、節税額以上に増やすことができる運用商品があれば、そちらが有利になりますが、マイナス金利の現在、上の例のように18.8%増やすことができる商品はありません。

節税メリットはマイナス金利のような低金利時代にこそ、注目するべきですね。
節税メリットの最も大きい制度が「確定拠出年金」です。隠れた税優遇制度とも言われています。

 

 

「いとうさん。どうでしょう?」

 

「後半、数字が多くてついていくのが必死でした(笑)

でも、確定拠出年金ってメリット大きいのは分かりました!同じ、老後資金貯めるのなら、有利ですね!」

 

掛金が全額、所得控除になるメリットは大きいですよね。

まだ、この他にも、強力な税メリットがあるんですよ。

次に、確定拠出年金の2つ目の節税メリットについてお話します。

◆確定拠出年金セミナーを開催しています!

基本的なことから応用編まで確定拠出年金のことを学べます。

417766_0434a13351f84304966d1f87f4b9966c-mv2

 

 

 

個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)の控除証明書についてのコラムはこちらです

個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)控除証明書はどこから、いつ頃届く?

 

 

Tags:

コメントは受け付けていません。