確定拠出年金相談ねっと

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2017年 12月 21日

iDeCoとつみたてNISAは始める前にFPに相談した方がよい訳

こんにちは、確定拠出年金相談ねっと代表の山中伸枝です。

今年はiDeCoの認知度が高まり、30万人以上の方が新規でお申込みになったそうです。個人型確定拠出年金(iDeCo)は2002年から始まった制度なのですが、これまでの15年で増えた加入者は30万人だったところ、なんと今年1年で加入者数が倍になったのです。

来年はつみたてNISAが始まります。今金融機関ではつみたてNISAのお申込みを受けていますが、こちらも徐々に口座開設者が増えていくでしょう。

 

iDeCoもつみたてNISAも「口座」です。銀行に定期預金口座、証券会社に特定口座といった口座があるように、今はほとんどの金融機関でiDeCo口座、つみたてNISA口座を開設することができます。

 

iDeCo口座とつみたてNISA口座はどちらも税制優遇がある口座です。この「税制優遇の仕組み」はどこの金融機関で開設しても同じなのですが、残念なことにかかる手数料と選べる運用商品が異なります。

この二つの点は、口座開設をする前に「比較検討」しなければならないポイントです。なぜならば、口座を一旦開設してしまうと、変更するのが面倒ですし、選んだ口座によっては十分なメリットを活かせない可能性があるからです。

 

では、この口座の比較検討は具体的にどうしたら良いのでしょうか?

ズバリ!ファイナンシャルプランナーに相談する!が答えです。

なぜならば、金融機関に直接相談にいってしまうと、そこの金融機関の口座についての説明はあってもよそとの比較情報は得られないからです。

 

例えばiDeCoなら、月々金融機関へ支払う手数料が発生します。月に600円ほどかかるところもあれば200円以下というところもあります。違いは3倍ですね。

iDeCoはその金融機関が選んだ金融商品の中から、加入者自らが商品を選びます。従って、金融機関セレクションの良し悪しが直接運用結果に結びついてしまうのです。

iDeCoで選べる商品は定期預金のほかにも投資信託があります。iDeCoの投資信託はその他口座で購入できる投資信託より比べると販売手数料もとられませんし、信託報酬という日々かかる手数料も割安の傾向になります。でも運用成果と手数料の間にも関係性があることを考えるとやはりiDeCoの口座開設する前にチェックはしたいところです。

 

つみたてNISAで選べる運用商品は投資信託のみです。この投資信託は、金融庁が基準を設けてそれをクリアした運用商品なので、初心者でも取り組みやすいように配慮されています。しかしつみたてNISAで実際に選ぶ時になると、金融機関がさらにその金融庁セレクションから絞り込んでいるのです。

金融機関によっては数本だけに絞っているところもありますし、ほぼすべての商品を準備しているところもあります。特につみたてNISAは年間40万円までの積立しかできないとか、枠の中での商品の入替ができないなどiDeCoより少し制約が多いです。従ってうっかり商品セレクトが少ない、あるいはあまりよくない金融機関で口座を開いてしまうとまたこれも将来にわたって運用成果を得られなくなってしまうこともあるのです。

そして最も大きな問題点は、金融機関では資産形成の必要性までお客様と一緒に確認をするという作業ができない、してくれないという点です。

 

iDeCoにしろ、つみたてNISAにしろ運用期間は長いです。その長い時間の中で、日々の暮らしのお金をやりくりして運用を継続していかなければならないのです。長期の資産形成に取り組むためには、将来にわたるお金の目的をしっかり認識すること、また家計の見直しなども複合的に行い資産形成に向かうお金を確保していくことも大切です。

残念ながら、このステップ、金融機関ではやりません、というかやれないのです。

お客様のライフプランアドバイスや家計の見直しというのは短い時間で対応できるものではありません。しっかりとコンサルをしないとできないものです。

でも金融機関はそもそもそういうことをするところではありません。金融機関はお客様自身がお金の目的を明確にした上で、それにあった「その金融機関が提供できる商品の中」から提案を受けるところなのです。

 

ここをみなさん自身が間違ってしまうと、特にiDeCoとつみたてNISAは大きな不利益をお客様自身が被ってしまいます。

 

これからは、まずはファイナンシャルプランナーに相談してから、資金用途に合わせて金融機関を決めるというスタイルが当たり前になってくるはずです。

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