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iDeCoの運用商品選び:リスクとリターンの見極め方

2017年 05月 13日

こんにちは、確定拠出年金相談ねっと 代表の山中伸枝です。

2017年5月13日付の日経新聞M&I「投信選び、リスクを知る」はとても分かりやすく良い記事だったのでシェアしますね。

 

 

リスクは統計学でばらつきの大きさを示す「標準偏差」とも呼ばれる。標準偏差を理解すれば、年間の値動きの上振れと下振れのメドがわかる。例えば、投信aの場合、上振れが年25%(平均収益率5%プラス20%)、下振れが年マイナス15%(平均収益率5%マイナス20%)の範囲に収まる確率は統計学上、約3分の2となる。

 

 

よくハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンという言葉で、リスクをとらないとリターンは得られないというお話をしますが、実は同じ位のリターンでも、リスクは異なり、投資信託をえらぶときにリターンは同レベルでリスクが小さいものを探すことが大切になります。

それを効率的に見極める時に便利な指標がシャープレシオです。

 

シャープレシオとは平均収益率をリスクで割った値(図B)。値が高いほど少ないリスクで高い収益率を得た、つまり運用が効率的だったことを示す。投信評価サイトでは投信ごとに平均収益率、リスク、シャープレシオの実績値が開示されている。

 

シャープレシオは数字が大きい方が良いと覚えれば結構です。

 

このようなシャープレシオをiDeCoの商品選びでも一部の運営管理機関では活用できます。

例えば楽天証券のiDeCoは、個別の商品の詳細データを見ることができます。

 

商品一覧のページからそれぞれの商品名をクリックしてみましょう。例えば三井住友DC日本株式インデックスファンドをクリックするとの詳細のページになり、その一番下に以下のようなデータが記載されています。

同じ日本株カテゴリーのたわらノーロード日経225はこちら。

比較できるデータが1年しかありませんが、同じ日本株に投資をするインデックス型どうしを比較すると、三井住友の直近1年のシャープレシオは1.19、たわらノーロードは1.22と分かります。

リターンとリスクは三井住友が、22.08と18.16、たわらノーロードは23.09と18.48ですから、やはりこの2つの比較であればたわらノーロードの方が成績は良かったと判断できます。

 

本文にもあった、セゾン投信の資産形成達人ファンドも楽天証券のiDeCoに組み入れられていますから見てみましょう。

iDeCoで投資をするかどうかは他のバランスファンドとも比較をしてほしいのですが、さすがにシャープレシオは安定して高いことが分かりますね。

また文中にあったようにリスクも安定して比較的低く抑えられています。

 

どこの運営管理機関でも同じように比較できないのが残念ですが、運用商品選びの際は、「リスク」「リターン」「シャープレシオ」の3つの言葉は覚えておきたいです。

 

最後のコメントは覚えておきたい言葉ですね!

数値は過去の成績であり、そのまま将来を表すわけではないので参考として考えよう。特に収益率は年によって大きく変動し、収益率が長期に高かった投信が突然、同分類の投信に負け始めることもある。ただ、リスクは収益率に比べて変動幅が小さい。迷ったらリスクの値の大小を優先して判断するのも選択肢だ。

 

iDeCoの運用成果は自分の老後の生活資金に直結します。

安易に「お勧めを教えて」というのではなく、自分で過去の実績を分析して判断できるようになりましょうね。

 

 

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