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コラム

2017年 01月 11日

iDeCoの無料FP相談はここに注意する

こんにちは、確定拠出年金相談ねっと代表の山中伸枝です。先日こんな報道がありました。「りそな銀、確定拠出年金加入へFPを全国派遣

個別相談を希望されるお客様宅などにFPを派遣し相談にのるサービスが始まるのは、素晴らしいことだと思います。りそな銀行さんはiDeCoの普及に熱心に取り組んでいらっしゃる金融機関のひとつでもあるので、ぜひ多くの方に活用していただきたいと思っています。

 

ただ、まだまだファイナンシャルプランナー(FP)という仕事が広く知られていないこともあり、無料のFP相談を受ける際にぜひみなさんに気をつけておいていただきたい点をお伝えしたいと思います。

 

1)独立系FPと勤務FPの違い

FPというのは資格の名称であり、職業の名称でもあります。

資格としては国家資格FP技能士、あるいはNPO法人日本FP協会の初級認定資格AFP、上級認定資格CFPがあります。つまり、これらの資格を取得した方はファイナンシャルプランナーという資格取得者となります。

FP資格は金融機関にお勤めの方など広く取得されています。○○生命保険、○○銀行、○○証券、いろんな金融機関にお勤めの方の名刺にファイナンシャルプランナーと記載されているケースも多いかと思いますが、この方たちはFP資格をお持ちの方というわけです。

仕事に必要だからと業務上の都合で資格を取得されている方は「勤務FP」なので、あくまでもその会社の社員です。そのためお客様に喜んでいただける会社のサービスを提供するのが仕事です。

一方、職業としてFPをしている人たちがいます。業界的には独立系FPと呼んだりするのですが、独立系というのはどこの金融機関にも属さないFPという意味です。従って、保険商品や金融商品の販売を行わずお客様のライフプラン実現のためにアドバイスを行う人たちです。

私自身独立系FPとなりますが、現実的に一般の方が独立系FPに出逢う機会は非常に少ないと思っていただく方が良いでしょう。なぜならば、商品販売を行わずアドバイスのみを行うFPはとても数が少なく圧倒的に勤務FP、金融機関に所属し会社のサービス提供を行うのが仕事の人となっているのが現状です。

 

2)独立系FPとの出逢うには

日本FP協会の「相談できるFPを探す」という検索を利用するのもひとつの方法です。ここでは、CFPという上級資格を検索することができます。また、経験年数や得意分野などの条件で絞り込んで検索をすることができます。日本FP協会

あるいはWEBを利用し知りたい項目、相談したい内容でFPを探すこともできます。例えば「確定拠出年金 相談」とか「iDeCo FP相談」といったキーワードを使うと良いでしょう。

WEBで検索する際には「顔の見えるサイトかどうか」はチェックしましょう。FPはお客様の資産状況などを把握したうえでアドバイスを差し上げるわけですから、事前に相談相手がどんな人なのか確認するべきです。詳しいプロフィールやお客様の声、その方が執筆したコラムや実績などを見ると参考になるでしょう。

金融機関にお勤めではないFPでも必ずしも独立系とは限らない場合も多くあります。例えば保険販売をしている方や投資商品を販売している方です。そういう方たちは、お客様の希望に合わせて商品販売をしている場合もあるので、しっかりサイトを見てその方の方針、お客様と向き合う際の姿勢を読み解きたいものです。

 

3)誰のためのアドバイスかを見極める2つの質問

特にiDeCoの場合はプランによっては加入者が負担するコストと運用成果を左右する運用商品が異なる点がとても難しい点であり、アドバイスのキモとなる点です。プランというのは、金融機関によって異なるため、金融機関で受けられる無料FP相談においてここの対応がどの程度できるのかが大事になるかと思います。

従って、「私」のためにFPがアドバイスしてくれているのかどうかを見極める質問一つ目は・・・

・ご紹介のプランは他のプランと比べてどこが良いのですか?

です。金融機関で派遣する無料FP相談では、きっとプランのご紹介があるのではないかと思います。確定拠出年金は仕組みですから、プランを決めなければ実際に始めることができないので、プランを決めるのはとても大事です。ですから、プランを紹介してもらうのは当たり前なのですが、だれにとってメリットがあるプランなのかについて明確かつ納得感のある説明がしてもらえるかはポイントです。そのFPが所属金融機関のプランを勧めるのはある意味仕方がないというか、ビジネス上当たり前だと思うのですが、それでも他のプランと何が違ってどこか良いのか、それがお客様のためにどう良いのかを説明できなければなりません。

 

iDeCoを活用する目的は資産形成です。iDeCoは老後資金作りに特化した仕組みですが、ライフプラン実現のための資産形成には老後資金以外にも住宅資金や教育資金そして万が一の保障設計も必要です。そしてその資産形成で重要なポイントとなるのが「どうやって資産形成のための資金を捻出していくか」です。iDeCoだけの問題ではなく、上手にお金をコントロールしながらいろんな目的に応じて資産形成をしていくべきです。

 

従って、「私」のためのにFPがアドバイスしてくれているのかどうかを見極める質問の二つ目は・・・

・iDeCoの資金を捻出するためにどのように家計を見直したら良いですか?

です。

金融機関に所属するFPは自社のサービスを提供することが一番の目的ですから、iDeCoのサービスを利用してもらうことを一番の目的としているはずです。ですが、お客様へのアドバイスを業とする独立系のFPであれば、お客様のライフプラン実現を優先させるので、iDeCoは「手段」として活用するのでiDeCoそのものが「目的」にはなりません。

資産形成を考えると老後資金であれば、iDeCoが一番有利、ただそれだけです。でもその他の資金作りを考えると、お金全体をトータルで考える必要があり、iDeCoだけがソリューションとはならない、これが独立系FPの基本的な考えかと思います。

 

4)良いFPと出逢うには

お客様を第一に考えお客様のためのアドバイスを真摯にしてくれるFPそれが理想的なFPでしょう。またお金は人生の価値観そのものでもあるため、人間的にも信頼できる、魅力を備えたFPが理想です。

独立系FPは、積極的にセミナーを開催していることも多いです。自ら情報発信をしているケースも多いです。従って、FPが発信する情報を注意深く見てみることもおススメです。セミナーも決して高額ではないことが多いですし、コラムやメルマガはほとんど無料です。それらに触れることで、そのFPの考え方や姿勢を理解することができます。

私自身もそうですが、金融機関とのコラボセミナーなどもよくお受けすることがあります。その場合であっても、金融機関よりの情報ではなく第三者的に見てお客様に有利な情報を発信しています。講演料は金融機関から受け取りますが、まずほとんどの場合、お客様にその金融機関のサービスを提供しなければならないノルマのようなものはありません。お客様にとっては無料でFPの話を聞けるチャンスですから、こういう場は上手に利用した方が良いでしょう。

無料のFPサービスは一度受けてみるのも良いと思います。無料の場合、それではビジネスとして成立しないので、なにかしら「売り物」があるはずです。とはいえ、最近はあからさまに無料相談を餌に押し売りするような業者はありませんから、受ける側も冷静にサービスを比較することもできるでしょう。無料相談の場で、なにも商品を購入したり契約をする必要はないので、まずは話を聞くだけと明言した上で受けてみると良いです。そしてそのうえで、FPの有料相談もぜひうけてみてください。必ず「違い」に気が付くと思います。

良いFPと出逢うには、それなりに時間もかかるでしょう。FPはお客様の一生に寄り添ってアドバイスをするとても重要な役割を担いますから、焦らずじっくり選ぶべきかと思います。何人かFPとも会ってみて、ご自身にとってもっともよいFPを見つけていただければと思います

 

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