生命保険料の目安

国の遺族保障は職業やその方の収入などによって大きく左右されます。

 

例えば現行日本の制度では、小さい子供をかかえた会社員の妻は手厚い遺族保障が受けられますが同じく小さい子供を抱えた妻であっても自営業者の妻は生涯にわたって受けられる遺族保障はありません。

また会社員の妻が亡くなっても夫は遺族厚生年金をすぐに受け取ることができません。

受給年齢に制限があるからです。

 

このように、保険は各家庭の事情に応じてそれぞれ必要な保障を準備するべきです。

最近の保険の傾向として被保険者死亡時に一時金として数千万円の保険金を受け取るのではなく、給与のように毎月決まった金額を死亡保険金として受け取るタイプの方が分かりやすいと人気です。

 

例えば万が一の時遺族の経費が毎月30万円かかると予想されるのに対して遺族保障の合計が15万円であればその差額15万円を子どもが大学を卒業するまでの期間契約をするというスタイルです。

この場合保険会社にもよりますが、30歳男性で月々の保険料は3,700円程度です。(保険期間25年の場合)また煙草を吸わない、肥満等の健康上の問題がないとなるとさらに保険料は安くなります。

関連記事

適切な生命保険の考え方
遺族の生活を支える生命保険は、家計収入の担い手である社会人の責任でもあります。ただ保障を大きくすれば毎月の保険料の支払いが大変になるので「必要な保障を安いコストで手に入れる」ことが大切です。 必要な保障額は、「遺族の経費 - 遺族の収入」で試算します。 遺族の経費は、配偶者の一生涯の生活費、子供が独立するまでの生活費、子供の教育費、住宅費が主なものです。……
住宅を守る保険
日本は木造住宅が多くまた住宅同士が密集している関係で火災が多いと言われています。そのような背景も影響し、日本には「失火責任法」という法律があり、重過失(故意に近い著しく注意を欠いた状態、寝たばこや揚げ物の鍋を火にかけっぱなしにして台所を離れたなど)以外は失火の責任を問わない、つまりもらい火で我が家が全焼してもどこからも補償は下りないのが現状です。   そ……
適切な医療保険の考え方
日本の健康保険制度では、病気やけがの治療で窓口に支払うお金は実際にかかった医療費の3割です。しかもこの自己負担の額には、月約8万円という上限が決められていてそれ以上費用がかかった場合は、健康保険から払い戻しが受けられることになっています。   高額療養費制度についての説明(社会保険庁)  http://www.sia.go.jp/seido/iryo/……
医療保険 保険料の目安
一昔前まで医療保険といえば死亡保障の特約としておまけのようについているもの、あるいは夫の保障に妻が特約として契約するというスタイルが主流でしたが、各々が長生きに備えるためにも、単体の医療保険に個人個人契約する方がベストだと考えています。   入院保障額は日額5,000円、入院が長期にわたる可能性の強い七大生活習慣病については、保障日数を少し長めに、でもそ……